AIで激変するコンサルティング業界の将来性を40代の私が本気で語って見た




現在はコンサルティング業界に勤めています。勤続年数は15年。40歳を間近に控える男性です。年収は1千万程度です。

仕事は、一部上場企業を対象とするマーケティングコンサルティングを行なっています。

コンサルティングでは、新規事業開発の計画策定支援、その業務にまつわるリサーチ&サーベイ、実行支援などを行なっています。この業界で考えられる主な問題点は3つです

 

  1. 創造的な事業機会発見フェーズができる人間は限られている。
  2. 多くの業務(リサーチや計画書のとりまとめなど)は労働集約的である。
  3. パフォーマンスの高低が把握しづらく、フリーライドが可能なプロジェクトも多い。

今回はこの業界がAIとどうかかわっていくのか?プログラミングやマーケティングがどう変化していくのか?

最新の現場から将来性を考えてみたいと思います。

コンサルティング業界でAIに奪われる仕事と残る仕事

2019 01 09 13h44 24 - AIで激変するコンサルティング業界の将来性を40代の私が本気で語って見た

コンサルティング業界自体の需要がなくなることはないと思いますが、単純な財務分析などはfreeeが登場しているように、機会的に実施することが可能になってきています。

コンサルティング業界では、まず財務を徹底分析し、経営層に対して示唆をだしていくことで価値を出すことができましたが、当然この領域は新人でもできるレベルなので、多くの作業は計算機に置き換えることが可能です。

その上でより高次のアドバイスをだしていくとなると、単純な財務分析業務がなくなることは確かだとおもいます。

また、リサーチ&サーベイ業務はAIの登場によりソーシャルデータの洞察での実施が可能となっており、属人的な調査票ベースでのリサーチ&サーベイは徐々に不要になってきています

 

欧州や北米の大規模データを取り扱うベンチャーなどは、UI/UXの非常に優れたソーシャルリスニングツールなどを開発し、従来マーケッターが行なっていたベースリサーチや予兆分析の領域を大幅に効率化し、リサーチワークフローを大幅に変革し始めていると聞いています。

ここも、結局のところ人海戦術で行なっていたリサーチ業務の部分が機械化され、そこから生まれた分析を高度に実現できる人材にバリューがシフトし始めているということだと思います。

また、こうした機械学習をベースとするツールやソリューションが大量に生まれてくることを考えると、人機一体型のワークフローに対応できる人材が必要となってきますが、こうした柔軟な人材はまだ不足していることが明らかです。

つまり、ここには給料が上がり、ニーズが増える人材としての価値・可能性が生まれ始めていると思います。

コンサルタントもPythonなどの言語を取得し、エンジニアリングに対応ができるコンサルタントが必要とされ、適当な言葉を放つシルバーカラーコンサルタントはいよいよ淘汰される時期にきたのではないかと思います。

AIを使いこなせないコンサルタントは滅びていくだろう

2019 01 09 13h44 34 - AIで激変するコンサルティング業界の将来性を40代の私が本気で語って見た

今の仕事や業界がAIにとって変わられないようにすべきことは、AIを味方につけることだと思います。AIは現時点ではツールであり、人間の力を拡張してくれる武器だと考えています。

大規模かつ高度な統計解析ができるようになったり、人間では心が折れてしまうようなパターン分析を網羅的に実現したりするための、人に優しい労働集約型業務基盤だと思います。

 

今までは時間をかけて部下を増やすことがある種の勲章のようなものだったかもしれませんが、機械学習の対応領域を自分の中で増やしていくことで、

常軌を逸した業務量や業務負荷を乗り越えることができ、比較的安価に、他者・他社と差別化することが可能な時代にさしかかってきていると思います。

私個人はGCPやAWSの仕組みを上手に使いこなし、自分のセクションに導入していくことで、できるだけ人に優しい、標準化可能な箇所は標準化されたワークフローを推進して行っています。

価値創造は人間が早いが、データ分析と仮説能力に差がついている

2019 01 09 13h44 44 - AIで激変するコンサルティング業界の将来性を40代の私が本気で語って見た

一方で、価値創造を行う部分は長期的にはAIで対応が可能になるのかもしれませんが、現時点では人間がうんうん唸ったほうが早くソリューションが発見できているのが現状です。

ただし、機械学習等の進展によりベースのデータを高度に整えられるようになった分、よりその人ごとの質の高低が如実に現れるようになっています。

例えば新規事業開発における事業機会の市場推計データなどは比較的早く出せるようになったため、

「そのデータからどう機会領域を特定しビジネスモデル仮説を構築するか?」という部分の作業時間が潤沢に持てるようになってきています。

が、その能力がそもそも低いとより明確に上手な人ととの差が見えてきてしまう時代になっています。

この点は、思っている以上にシビアなので、気をつける必要があると思います。

 

専門性を尖らせて置かないとコンサルティング業では生き残れない

2019 01 09 13h48 46 - AIで激変するコンサルティング業界の将来性を40代の私が本気で語って見た

とっておいたほうが良い資格などはあまりありません。

 

むしろ専門性と思っている部分をしっかり伸ばし、尖っておくことが大事だとおもいます。

 

その専門性を証明するための資格であれば、とっておいたほうが良いと思います。文系仕事と思われがちですが、意外と理系比率が高く、理屈っぽい人が多いのがコンサルティング業界の特徴です。

ですが、そこに馴染めれば良いだけですので、右脳型で、発想が得意な人でもプロトコルをしっかり合わせて論理的にアイデアを説明できれば十分に強みが生きると思います。

むしろ、単なる理系偏重人材と比べればそこが強みになる可能性すらあるとおもいます。

 

一点注意が必要なのが、業界や業種を問わずいろんなテーマでプロジェクトに対応する必要があるため、知的好奇心が旺盛なかたでないと疲れると思います。

新しいことが好き、新しいアイデアを産むのが楽しい、ちょっとしたバトルになっても人ではなくて意見を攻撃する紳士的批判精神を持っているなど、とても大切な素養だと思います。

マネジメント層でこの業界に転職をするとすると、野獣の集団なので、相当な管理能力が必要だと思います。

職人集団であるがゆえに、実力がある上司にしか従わないという厄介さがあります。

現時点での実力と今後のビジョンをしっかりと持って対応しないと、変にロジカルな分、毎日が辛くなるかもしれません。

近年では、デザイン領域に進出するなど、一時期の閉塞感はなくなってきましたが、思った以上にジャンプしない、硬い業界である印象もあり(これは会社によってことなるかもしれませんが)、十分に会社訪問をしたり、

インターンしたりして、自分の肌に合うかどうかというなじみを確認していくことを強くオススメしたいと思います。

実力に応じて年収は若くても7桁を超える業界です。チャレンジ精神のある人はどんどん飛び込んできてほしいです。

 

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