私は不動産(分譲マンション)の管理の仕事をしています。中途採用で他業種(障害者福祉)からこの業界に入り、勤続年数は15年になります。去年の年収は大体600万円くらいです。

相対的に他業種に比べて給料が安いので、人手不足が深刻です。

人手不足が深刻な上に、基本的に住民のクレーム処理がメイン業務となるので、心の優しい人ほど神経が参ってしまい、離職を余儀なくされるケースが多いです。

それにも関わらず会社がフォローをしてくれないので、どうしても全てを担当者一人が抱えこんでしまい気を病むという悪循環に陥りがちなのがこの業界の最大の問題点だと思います。

不動産業界の将来性は?安定している理由がある

2019 01 01 17h07 34 - 不動産管理業界の将来性は?今後本当にAIでなくなる仕事なのか?勤続15年の見地から語ります。

給料は安い業界ですが、意外と不動産管理業界自体は安定しています。

 

これは他業界にはない大きなポイントだと思います。

 

分譲マンションの販売(デベロッパー)の場合、自転車操業で次から次へとマンションを建てて絶えず販売を繰り返していかないと資金が回らなくなり、ついには倒産へと至ります。

分譲マンションの管理の場合、基本的に一度建てたマンションは少なくとも40年から50年くらい経過しないとなくなることはありません。

 

人が住むので、どうしても管理の必要性が生じます。必然的に管理会社という存在が重要になります。

 

管理会社はマンションの管理組合と管理委託契約を締結し、分譲マンションの敷地や共用部分の管理業務を管理組合に代わって行う対価として管理委託費というお金をもらいます。

あまり知られていませんが、これは毎月キャッシュで管理会社に入ってきますので、貸し倒れのような事態は起こりえません

 

これは会社を運営しておく上での他業種にない、大きなメリットと言えます。

不動産管理の仕事がAIに取って代わられにくい理由もある

現在、AIが進んでいますが、会計など一部の業務がAIに取って代わられることはあるかもしれませんが、現場のマンション管理のメインの仕事がAIに取って代わられることは当面ないのではないかと思います。

 

と言うのも、マンション管理の仕事は、居住者間などのトラブル(クレーム)の処理がメインの課題で、非常に泥臭い内容が多いからです。

双方の意見を聞いて解決策を模索し、落としどころを探って双方に納得してもらい問題解決となりますので、それなりの人間力が必要になってくるからです。

 

ここら辺を上手くAIがさばけるようになるには相当の時間が必要とされるでしょう。

マンションの老朽化対応や居住者の高齢化対応、修繕積立金不足問題など、個々のマンションごとに解決しなければならない問題が山のようになります。

 

最近はこれらの問題がマスコミ等で取り上げられることも多くなってきていて、社会的ニーズに伴う将来性は結構あると思います。

給料も微々たる額ではありますが、少しずつ上がってきてはいます。今後もこの傾向は続くものと思われます。

不動産管理業界で今後生き抜くコツとは?

2019 01 02 11h59 45 - 不動産管理業界の将来性は?今後本当にAIでなくなる仕事なのか?勤続15年の見地から語ります。

不動産と言うのは、人が生活する基盤そのものなので、それを管理する仕事というのはどうしても泥臭くなりがちです。

 

自分の生活基盤のことなので、聞きたくもない人の本音を聞く機会が結構あるものです。

クレームの多い仕事(というよりクレーム処理がメインの仕事とも言える)は面倒くさいですが、相手が何を望んでいるかをしっかり把握し、相手の気持ちに寄り添って対応してあげると、人に寄りますが、大変感謝される機会もたまにあります。

自分のした仕事で相手が喜んでくれると、それはやはりこちらも人間なので、率直に言って嬉しいものです。

クレーム処理は面倒な面もあるのですが、一つ一つのことを誠実に対応するよう心掛けてはいます。

私は難しいクレームなどを受けた場合、電話やメールで済ませずに、マンションに赴き、その方から直接クレームを伺うこともあります。

電話やメールでは、クレーマーを連想され、えらい剣幕の方でも直接会って話を聞いていると、意外と話せるという方もおられます。

ITの時代に逆行する見方かもしれませんが、AIが対応できない、こういった泥臭い対応の積み重ねでお客様の信頼を築いていくことが大切だと、この仕事を15年くらいしていて感じます。

人の気持ちに寄り添うというのは、なかなかAIにできないことだと思うので、様々な人と接触して人間力を磨いていくことを重視しています。

それと、この仕事はクレーム処理のみならず、会計や建築・設備などいろいろな分野に関わる仕事なので、専門家ほど深く掘り下げることはできなくても、意識をして幅広い分野の勉強をするようにしています。

人間力の向上と併せて、知識の面でも色々と習得してお客様の信頼に応えることができる存在となることがAI対策と成り得るかもしれません。

若者から中高年まで不動産の仕事はチャンスあり

2019 01 02 12h13 59 - 不動産管理業界の将来性は?今後本当にAIでなくなる仕事なのか?勤続15年の見地から語ります。

不動産管理の仕事は、「え?こんな業界って世の中にあったの?」と思われる(ような地味で目立たない仕事ですが、多くの人が住む建物を管理していく仕事なので、なくてはならない重要な仕事です。

派手な不動産営業などの仕事より、地味ではあってもコツコツやるのが好きな人には向いているかもしれません。

海千山千の居住者と直に向き合う仕事なので、ある程度の社会経験を積んだ人の方が新卒の若者より優位に立てる場合もあります

それに加えて慢性的な人手不足の問題もあるので、40代くらいの中高年の方でも、正社員などで結構中途採用されやすいという珍しい側面もあります。

 

つまり不動産管理業界の仕事は年齢を問わずチャンスがあるってことです。

住民の中には、普段の仕事ではあまり接触する機会のない、社会的地位の高い方とも、管理組合(理事会や総会)の運営などで接触する機会もある(その逆も当然然りですが)ので、知的な刺激を触発される機会も少なからずあります。

人とあれこれ話したりするのが好きな人には向いている仕事と言えるかもしれません。

資格としては、不動産の営業に必須の宅建士に相当する「管理業務主任者」という国家資格を取得しておくと管理会社への就職や転職に有利となります。

似たような資格としてより難易度の高い「マンション管理士」という資格もありますので、これらの取得を目指すと良いでしょう。

「管理業務主任者」は管理委託契約書への記名・押印など独占業務がありますので、これを取得せずに就職できたとしても、会社から必ず取得を求められます。

他には、管理組合の会計などにも携わりますので、簿記の2級程を取得しておくと良いかもしれません。

会社によってはこれらの資格取得に手当てが付く場合がありますので、そういった面からも優位に立てると思います。

やっぱりAIはどんな業界でもある程度仕事を肩代わりするようにはなってくると思いますので、普段から情報にだけはチェックしておきましょう!!

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