不動産業界で通算約15年勤務しております。45歳、年収は約600万円です。不動産業界といっても賃貸、売買、仲介と幅が広く、また、地域格差もありますので一概に言えませんが、私が働いている神奈川県内においての不動産の現状は年々厳しくなっている感じがしております。

日々、至る場所でマンションや戸建て住宅が建築されております。

 

また、サラリーマン大家が一時流行ったこともあり、賃貸住宅も増えてきている感じがしております。

 

こういった供給に対して、日本の人口が増えていれば成り立ちますが、世の中少子化問題と言われている中、住宅自体は完全に供給過多の状態にあると言えます。

おそらく神奈川県以外のエリアでも購入されていない新築住宅や空室のままの賃貸住宅が増えていることと思います。

しかし、企業は売り上げを増やすためにも建築し続けなければならず、都内でも空家問題が取り沙汰されている中、今後もますます空室が目立ってくるのではないでしょうか?

こういった現状からも少子化問題がクリアできない限りは将来性は明るくはないといえると思っております。当然に給料が上がる可能性も低いでしょう。

但し、昔から衣食住は決して世の中からなくならないと言われていることから、需要は減るものの、絶対的になくなることはない業界でもあると思います。

 

今後はシェアの奪い合いになるものと想像しております。

AI導入で不動産業界の営業の仕事は減っていく

では、AIの普及でこの不動産業界がどのように変わるかと言えば、1つは一部の人材が不要になると思います。主には営業職が激減していくと思います。

今では情報が世の中にあふれていて、お客様(住宅を求める方)はスマホ1つで膨大な情報を得ることができます。

 

営業マンよりもお客様の方が情報を知っているということも増えてきております

 

。AIがより進歩していけば、お客様は営業マンに情報を求めるよりも、AIに求めた方が的確な時代が来るかもしれません。そうなると当然的を得ない営業マンは不要となります。

逆に、契約書の作成や契約、決済に関わることは現場を見てからでないとわからないことも多く、AIでは対応が困難と思われますので、この分野に関しては必ず人の手が必要であると思います。

 

賃貸物件の検索もAIでどんどん人間の仕事は消えていく

2018 11 05 21h30 41 - 不動産業界の今後は?少子化とAIで営業の仕事が減るがチャンスもある!

例えば、物件の情報を探す、登録するといったいわゆる「作業」に関しては今後AIの進歩と共に徐々になくなる部分と思います。

 

また、簡単に考えて行う行為自体(賃貸で言えば、お客様の求めている希望物件の一覧を提示するといった行為)もAIが進歩すればなくなってしまうものと思います。

 

AIで代替できないと思える仕事内容について

そのような単純作業は今後無くなる可能性が高いと思いますので、AIではできない契約行為等の法的な分野を得意とすることでひとまずはクリアできるのではないかと考えております。

 

最近でも地面師なんて問題がありましたが、売買の場合、所有権を移転する際には原則売主、買主が集まり、司法書士が移転登記の手続きを行います。

 

不動産の取引は高額になるケースが多い為、やはり対面で行わない限り不安はつきものです。

 

この分野はいくらAIが進歩しても、人間の感覚が変わらない限りはAIに代わることはないのではないでしょうか?

 

また、個人的に一番強く思っていることは、不動産はとにかく幅が広い業界な故に、ある分野のスペシャリストではなく、ゼネラリストであることが今後生き延びていけるのではないかと思っています。

 

賃貸1つを取ってみても、貸主に対しては、入居募集、家賃の集金・管理、退去後の精算、クレーム対応といったもの、売買に関しては土地や建物等の物件調査、企画、設計、建築、客付け、契約、引き渡し、アフターメンテナンスといった様々な分野があります。

 

そのような幅広い分野を一人で応じることができればAIよりも強いと思います。そのようなゼネラリストを目指すよう、現在幅広く知識と経験を積んでおります。

そして、もう一つ思っていることは、AIではできない感情面についてです。不動産を求めるお客様に安心を与えることができれば尺度で測れない感情が湧くものと思います。

 

「〇〇さんにお願いして良かった。」と喜ばれること、こう言ってもらえることがAIではなく人間が対応するからできるものだと思います。

やはり、いつの時代になってもフェイスtoフェイスでなければ芽生えない感情を大切にしていきたいと思います。

 

不動産業界のIT化は遅れている!若者にチャンスあり!

2018 11 05 21h29 59 - 不動産業界の今後は?少子化とAIで営業の仕事が減るがチャンスもある!

今の若い方からすれば不動産は古い習慣が残る業界と思われているかと思います。その通りです。今でも根性論や精神論をかざす者もいます。

 

そしてIT化が最も遅れている業界とも言われています。

では、何故不動産業界は古い習慣やIT化がなかなか進まないのでしょうか?

 

それはいろんな要素はありますが、今でもマンパワーが通用してしまっているからだと思います。

 

しかし、これからの時代はそんなマンパワーはいつまでも通用するわけがありません。

 

AIの進歩と共に、不動産業界自体が変わらないければならない時代が既に来ています。と同時に不動産業界で働く人材の意識改革も必要な時代でもあります。

ただ、残念ながら不動産業界の特に年配の人間たちは極度のIT嫌いや、今までのやり方を変えたがらない人が多いことも事実です。

でも、そこが若い方にとってはチャンスでもあります。

 

頭の固い年配の人間よりも、AIの進化と共に来る不動産業界の転換期に必要なのは若くて柔軟性のある人材であると思っています。

 

若い方の発想やパワーがこの業界には必要です。

 

是非、この業界に来られる方は思う存分力を発揮してみてください。今なら変われたものが勝てる業界でもあります。

また、不動産は同じものが2つとない非常に面白みがある世界です。

 

お客様や業者の担当者等、様々な出会いもあります。一生懸命お客様のために考え、行動すれば必ず喜ばれることになります。

 

絶対にやりがいはあります。もちろん厳しい面や嫌なことも多々ありますが、苦難を乗り越えた時の喜びは他の業界では得ることができないものがあると思います。

そして、この業界で出会う横のつながりもきっとあなたの財産になります。こんなに面白くて魅力的な業界は他にはないと思っています。

興味を持っている若い方、この業界でお待ちしております。

おすすめの記事