AIやロボットの登場で介護士の仕事はなくなるのか?職場レポ。




現在私は介護施設(老人ホーム)で介護職員とし働いています。

仕事内容は主に入居者様への食事・入浴・排泄体操といった生活介助を提供しています。

介護の仕事は大学を卒業してからずっと続けており、今働いている施設で3施設目です。
今の施設は今年で2年目になります。

年収は税込みで250万ほどいただいております。
前に勤めていた2つの施設の年収も同じくらいです。

 

【 介護問題が抱える現状の課題 】

  • 低賃金
  • 人間関係
  • 昼夜問わずの24時間シフト
  • 現場の人手不足
  • 厚労省による介護報酬の引き下げ

 

介護業界はAIでは絶対になくならないと思う理由

 

私の勤めている介護業界はAIによってなくなることはないと断言できます。

なぜなら私たちの対応する利用者様は程度はあるが皆認知症や物忘れをはじめとした様々な病気を患っているからです。

利用者様はこの職業に慣れている私達ですら、理解できないような奇想天外な言動を毎日毎時間ごとに繰り返してきます。

言い方が悪いですがもはや人間ではなく動物と同じです。

これらの予測できない出来事の数々にAIのコンピューターや機械が対応できるとは思えません

必ず対応できないことが次々と発生し、現場はパニックに陥ることになります。

仮にそれらに対して完璧に対応できるロボットを開発できるのならば、介護の現場はそのロボットだけで回したほうが良いとさえ思います。

 

将来性は五分五分だがニーズはある

将来性に関しては、良くも悪くも五分五分といった感じです。

日本は高齢化社会であり、今後もそれが改善される見込みのない現状、介護業界の需要が尽きることはないので、この仕事をし続ける限り食べるのには困りません

ただ、介護職員の給料は国が各事業所に分配する介護報酬から支払われます。

私達の給料の命運を握っている介護報酬がなんと法が改正される毎に少なくなっていっているのです。

厚労省は介護や福祉の分野にはとにかくお金を使いたくないようなので、仕事の需要は尽きませんが、私達職員の経済状況が潤うということは、今後もないのではないかと予想ができます。

AIやロボット化の心配はしなくてもいいですが、それ以前に別の問題が山積みになっているのが、介護業界の現状です。

 

介護ロボット導入でパートの仕事はなくなった

 

私の勤めている施設で導入されたAIの事例は、介助を手伝ってくれる介護ロボットが導入されました。

そのロボットはベッドで寝ている利用者様を起こして、車椅子に移乗させるといった働きをしてくれています。

このロボットの導入により、朝や夕方のベッド介助全般が非常に楽になりました。

寝ている方を起こす介助は介助者の肩やひじ、なによりも腰に大きな負担を及ぼす動きになるので、現場はとても助かっています。

 

この介護ロボットの導入により、一部の仕事は楽になったのですが、一方でそれらの仕事をメインで行っていたパートの方の出勤日数が減少するということもおきています。

これにはパートの方々の不満が続出してしまい、渋々受け入れている方、退職される方などトラブルの元になってしまったこともありました。

介護業界は常に人手不足で悩んでいるので、今後どんどん介護ロボットやAIが導入されて現場は少なからず楽になるとは思います。

しかし全部の仕事を奪われるとは思いませんが、こういったように割を食う人も増えてくるかもしれないと感じます。

パートの方は必要なくなって、正社員だけで現場が回るようになるのではないかと考えています。

介護施設の支出のほとんどが人件費なので、大きなコスト削減を見込める点はいいことです。

 

これから必要とされる介護士になるための資格とは?

2020 07 30 04h09 24 - AIやロボットの登場で介護士の仕事はなくなるのか?職場レポ。

介護業界でAIに仕事を奪われないためには、なんといっても専門性を高めていくことが大切になっていくと思います。

介護職員も介護福祉士や社会福祉士・ケアマネジャーといった福祉系の資格だけではなく看護士をはじめとした、理学療法士・作業療法士・柔道整復師等の医療系の知識や資格の習得も必要になってくると感じています。

高齢化に伴いどんどん病気や症状の重い高齢者が増えると思われるので、医者や看護師との連携は介護施設でも必要不可欠になると思います。

なので現在私の働いている施設では、資格習得を支援するための勉強会や、学校に通うための学費の援助も積極的に支援してくれており、私も近いうちにこの制度を利用して、将来のAI対策のため、自分のスキルアップのために学校に通うことを検討しています。

あとは個人個人の技術以上に人間力も鍛えていく必要があると感じます。

人間がどんなに頑張っても技術や知識は膨大なデータを埋め込まれたAIやロボットには勝つことは難しいと思いますが、優しさや思いやりは人間に軍配が上がると思います。

介護の現場は人手不足や低賃金、きつい仕事内容も相まって職員同士や利用者様に対しての思いやりが欠如してしまっているのは問題となっています。

だから私はAI導入によって、介護職員達の思いやりの心が蘇ることを期待しています。

ロボットやAIでは行えないような、きめ細やかな気配りだったり、声掛けや優しい言葉遣いといった、人にしかだせない温かみもこれからは強みになると思います。

まだまだ介護現場にAIが導入されるのは先の話だと思うので、少しずつでも職員一人一人の意識改革を会社全体で行わないと時代の変化に対応できないのではないかと考えています。

 

介護職はAI時代にこそおすすめ!

2020 07 30 04h09 03 - AIやロボットの登場で介護士の仕事はなくなるのか?職場レポ。

結論から言うと介護・福祉の業界に転職や就職をするのは非常におすすめです。

AIの導入によってなくなる仕事が増加するといわれている昨今の世の中ですが、この介護の業界に至っては、まったく関係がないと断言できるので、安心して働くことができます。

それだけではなく、AIが導入されると今よりも仕事内容が楽になり人間関係が良化すると予測できるので、これから職場環境労働環境はどんどん改善されていくと思います。

2025年には介護職員が約38万人不足すると予想されており、これは『2025年問題』と名付けられています。

よって一人の求職者に対して3つも4つも求人があるということなのです。

無資格未経験の人でも選り好みできる環境が介護には揃っています。

ニュースなどでは低賃金や3k等といわれ、悪い面ばかり取り上げられていますが、実際には処遇改善手当や夜勤を多くこなすことによって平均以上の給料を獲得することも可能です。

なにより3年間実務経験を積むと、国家資格である介護福祉士、さらにそこから5年間の実務経験を積むと、より専門性の高いケアマネジャーといった様々な資格にチャレンジすることができるので、将来のキャリアアップも見込めます。

絶対になくならない仕事の一つだと思うので、この職業を極めると一生食べるのには困りません。
あと、資格さえ習得してしまえば転職もし放題です。

上記に記載した通りどこの施設も人手不足なので、少しでも給料がいい施設を見つけたり、今働いている施設での人間関係が嫌になったらすぐに辞めて他所に転職するのもほかの業界と比べて格段に簡単です。

これからこの業界を考えている皆さんも、ぜひ一度就業してみてください。

一緒に介護の業界を盛り上げていきましょう。

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