外資系の医薬品メーカーの将来性と働き方会改革の現状を54歳の俺が語る




年齢54歳、妻と大学生の子供2人の4人家族。

現在の会社は外資系の医薬品メーカーで勤続2年。その前は医療機器や医薬品、化粧品メーカーなどで勤務経験あり。

事務系の管理職を務めていて部下は約40人。

年収は約1,800万円。

ボーナスの変動も少なく安定した給与体系だと思う。

ストックオプションなどがないので伸びしろがないのが欠点か?

営業や顧客サービス部門は休日や夜間の仕事がかなりあり、ローテーション制の導入や直行直帰の奨励など、顧客サービスには影響を与えずに、勤務時間を適正化する動きを、この数年取り始めている。

一方で私が仕事をする事務方については十分に働き方改革が進んでおり、極めてホワイトな職場環境と言って良い。大きく改革が必要な部分はないといえる。

外資医療メーカーにおける働き方改革の現状について

事務方の職場でいえば、フレックス勤務・フリーアドレス制・在宅勤務の導入が大きかったと感じられる

フレックス勤務は出社時間が人によってまちまちになるために、旧来からあった「帰りにくい雰囲気による残業」をなくす効果があった。

後述のフリーアドレス制と合わせて、自分の仕事をしっかりやったら帰宅する、という原則が実現出来た手段である。

フリーアドレス制は、前述のフレックスタイムと合わせて「仕事がないのに残業」を撲滅するのに貢献した。

さらに社内に様々な環境のデスクが出来たことで、集中したいときには個室、人と打ち合わせしたいときには予約のいらない打ち合わせコーナー、通常は一般の執務コーナーといった使い分けをすることで、業務効率の向上も図れた。

在宅勤務は、通勤時間の削減に大きく寄与しているのはもちろんだが、オフィスにいることで発生する、「ちょっと話しかけられて作業が中断する」という事もなくなった。企画系の業務を行ったりする場合に、集中して仕事が出来るのが大きなメリット。

上記いずれも制度の導入だけでは根付かないと思う。

在宅勤務でも連絡が取りやすいインフラの整備や、各種制度を使うことに気兼ねがいらない企業文化の確立などがあって、はじめて有効に機能するという実感。

現在の勤務先はそういった辺りがうまく回っているために、個々の制度が十分に社員に活用されており、社員定着率の向上や、会社へのエンゲージメントの向上にも役立っているという実感がある。

 

外資で感じる働き方改革のメリットとデメリット

2020 03 24 15h23 17 - 外資系の医薬品メーカーの将来性と働き方会改革の現状を54歳の俺が語る

外資にいて感じる最大のメリットは社員の疲弊感の撲滅とそれに伴う定着率・エンゲージメントの向上だと思う。

特に女性、中でもお子さんを持つ女性社員に聞くと、(残念ながら仕事が魅力的なのでという答えは少ないのだが)職場環境が良いので、今後も継続して働きたいという事を言う社員が多い。

こういうとただのんびり仕事をする社員の集まりになてしまう懸念を感じるかもしれないが、そんな事はなく、高い目標をもって仕事をするが、働き方には気を配ってワークライフバランスを実現する、という社員が集まることになる印象である。

特に外資系で働くことを希望する人は自立心が高くこの傾向が強い。

デメリットは2つあると感じる。

一つは管理職の自分には関係ないが、残業代がなく生活自体は厳しくなりがちなこと、もうひとつは沢山の仕事をしたいときでも制限されてしまう事だろう。

残業代については切実だと思う。

「一生懸命仕事を効率化したら収入が減ります」という、いまの仕組みでは一人一人が真剣に働き方改革を進めるモティベーションにならないと感じる。

現職ではその対策として残業しなくても一律一定時間のみなし残業代を支払っているが、これが出来る企業は借りられるのではないかと考える。

また仕事をしたくても制限されるのは、特に人生を長期的な視点で見た時のデメリットだと思う。

ライフステージによっては色々な仕事を大量に経験してスキルアップすべき時期もあると思う。

仕事で学べることは、自己啓発や社外交流などよりも密度が濃いことも多いので、そういった時期には働ける自由もある改革、が出来ると良い。

これは残念ながらうまい対処法が見つかっていない。

 

今後医薬メーカーはどう変化するのか?

マクロ的視点で言えば、事務方の仕事なのでAIによって仕事が無くなっていくことはある意味必然だと思う。

どういった仕事が残り、どういった仕事が置き換わるのかの境界線は見えないが、何となく想像する単純作業が置き換わる、というのよりも広い範囲でAIが取って変わるのではないかという想像をしている。

ミクロな視点で、自分の勤める職場を見ると、まだAIも実験段階・導入検討段階なので、医療業界において何か仕事が劇的に減ったという実感はない。

比較的単純作業をしている担当者たちも、仕事がいつかなくなるかも、という漠然とした不安は多少なりとも持っているようだが、具体的な兆候が見えるようになっていないために、少し絵空事に感じている様にも見受けられる。

自分の立場で言えば、管理職としてこの先職場の生産性を上げていくためには、スキルが上がらないが賃金は増えていく社員を多く使い続けることはできないと感じている。

スキルアップが大きく期待でき、生産性の飛躍的増加が望めるるAIやRPAをいかに活かすかという事を考えて推し進めていくことは必須事項になりつつあるという感触を持っている。

今後社員をAI等で置き換えていくのは、日本的な雇用慣行の中ではかなりの挑戦になると想定している。

今後外資メーカーの転職や就職を考えている人へ

事務方の仕事がまるっきりなくなっていってしまう訳ではなく、企業が存続する限り形は変われど必要とされる機能だと思う。

営業などと違って浮き沈みが少なく、競合や市場状況に直接影響を受ける比重も少ないので、工夫と努力を重ねると成果となって現れる確率が高い仕事だと思う。

そういった仕事をしていきたいと思う人に対しては、今後も医療外資はお勧めの仕事である。

ではどうやってこの分野で生き残っていくかというと、戦略的に考え、その実現のためにスキルアップやキャリアプランを実行していくことに尽きると思う。

  • 戦略的に考えるというのは以下の通り。
  • 自分はどの分野で成果を出すのか?
  • それはなぜか?
  • そのためには何をすれば良いのか?

これらを定期的に考え、必要な軌道修正をすることである。これをせずに闇雲に努力をしても報われない。

そして戦略を立てたらスキルアップ。間違っても毎日の通勤電車でゲームだけやっているとか、就業後や週末は飲んでいるだけ、という生活はしてはいけない。

よほどの才能を持った人でない限り、努力の量は裏切らない。自分に合った方法で努力を重ね、それをある程度は楽しめるマインドセットを持つことが大事だと思う。

外資のキャリアで言えば無理に転職する必要はないが、1社でずっと勤続している人にありがちな「仕事は与えられるもの」という感覚は厳禁。

この感覚に陥った瞬間に、自分がどんな分野で生きていくという目標が崩れてしまい、スキルアップもおざなりになってしまう。

数多くそういった人を見てきた。キャリアプランは自分で描き、自分でつかみ取るものである。

 

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