展示会ビジネスの将来性と成長の可能性は?AIでなくなるの?




展示会・イベント業界に勤め4年の、26才、年収は480万円です。今やあらゆる業界にAIの技術が入ってきて、仕事を奪っていくような話がありますが、私の業界でもそうなのか?

今後この業界は伸びていくのか、現状の問題と将来の可能性について現場で感じたことをまとめてみたいと思います。

【 イベント業界が抱える5つの問題点 】

  • 人員不足
  • コスト削減による利益の少なさ
  • 事故が起きやすい
  • 過重労働
  • 変化が少ない

イベント・展示会業界の今後の見通しと将来性

東京の展示会・イベント業界で働いていますが、現状の業界の様子を見ると、毎年同じような複数の競合他社で、東京ビッグサイトや幕張メッセ、パシフィコ横浜などをメインに、展示会でのブースデザイン・施工をしています。

展示会の数や出展企業数が急激に増えるということもなく、この4年間を振り返ると、業界自体が成長性が低く長い間現状維持を続けてきたのではと感じています。

また、毎年展示会に出展している企業も、だんだんブースにかける金額が減っており、スペースも小さくなっているように思えます。

その為、デザインや材料にかけられる金額が減り、パッケージブースで簡単に済ませる企業も多くあります。

しかし、そのような状態であってもこの業界自体が比較的残業時間が多く忙しいのは、人員不足、ベテラン不足が大きな理由であると考えます。

展示会・イベントは深夜施工や長時間の現場管理などで体力的に厳しく、また仮設の建造物であるため数勝負なところがあり、デザイナーや営業職の負担も大きいです。

その為人の入れ替わりが激しく、長く人が残りにくい、成長しにくい面があると感じます。

ですが、今の仕事をAIが代替できるのであれば、特にデザインの部分で応用ができるのではと考えます。

施工図面は分かりませんが、展示ブース内のグラフィックデザインなど平面的なものはクライアントに複数案提示するときなどはAIが活躍するかもしれません。

しかしデザイナーの負担が減るだけで、実際の現場にいる大工や現場管理のものは応用が難しく感じました。

以上のことを考えると、業界の将来性に関しては、AIでなくなってしまう業界ではないと考えることができ、デザイン業務の負担などが減ればその分成長性はあると感じます。

イベント業界でのAI導入状況

2019 11 17 10h39 51 - 展示会ビジネスの将来性と成長の可能性は?AIでなくなるの?

展示会・イベント業界では司会者やコンパニオンの手配を多くしていますが、最近では感情認識ヒューマノイドロボット・ヒト型ロボットは増えているので、その分フロントに配置する企業は増えています。

ブースのアイキャッチにもなるためよく使用されていますが、現状では受付業務や接客業務には、一人一人に細かく対応できるよう社員やコンパニオンが必要であり、まだ『人の代わり』としては展示会ブースではあまり使用されていません。

もし今後、ロボットによる接客や受付などの対応力がより進化し、社会に普及していけば受付やノベルティ配布のコンパニオンや社員数を減らし、従業員の負担も減るかもしれません。

また、今は台本を用意し、読み上げるのはナレーター、プレゼンテーターを発注する企業が多いですが、その業務も企業専属のロボットに任せることも増えるかもしれません。

そういったことを考えると、現状はナレーターやプレゼンテーターやコンパニオンを準備し提供するというサービスを売っているので、AIに仕事を取られてしまうとも言えます。

また、ロボットは展示としてだけではなく、デモンストレーションステージなどでも活躍するので、目立つように配置し展示ブースを盛り上げる役割も大きいです。

ブース内でのステージ関係も多くはロボットが担うようになると思います。

イベント事業のデザイン分野はAIが伸びている

2019 11 17 13h29 02 - 展示会ビジネスの将来性と成長の可能性は?AIでなくなるの?

私は展示会・イベントのブースデザインやグラフィックデザインをしていますが、デザインの仕事は今後AIがすることも増えるだろうと思っています。

デザイン業務は多岐にわたり有りますが、ロゴデザインや線画イラストなどからだんだん進化していくのではないかと想像しています。

しかし、AIは万能ではなく、例えば複数の人の考えをデザインに落とし込む際には完全には再現できないのではないか、むしろAIに頼ることで悪い結果になる場合も考えられます。

大量にデザインが必要で、目的にもあっている場合はAIをしようしていけばいいと思いますが、企業の理念や目的に沿って、また複数人の関係者がいるのであればその考えのすり合わせ、落とし所も考慮して話し合いデザインをしていく必要があります。

なので、こだわりが強く重要な案件であればAIではなく、デザイナーがクライアントと話し合いを重ねて仕事をすることが自然であると感じます。

また、コンペ形式の案件の場合は、デザインだけではなくプレゼンテーションやそれまでかけた時間、労力、そのデザインにたどり着くまでのロジックなども踏まえて判断していただくことが多いため、AIでデザインしたものを成果物として出すことは悪い結果につながりかねません。

特に、1案のみという規制があるコンペ形式には不向きであると考えます。

複数案やオプション案としては利用できるかもしれません。

イベント業界の仕事がAIに奪われないようにすべきこと

これらのことを考えると、展示会ブースデザイナーやグラフィックデザイナーがAIに仕事を奪われないためにはどうすればいいかを考えると、私は『仕事の選定』と『熱意』が重要だと感じました。

まず、仕事を選ぶことに関しては、やはりデザイン性よりもデザインパターンの数や仕事の早さを重視する仕事はAIには勝てません。

そのため、コンペ形式など人との繋がりや思惑が交差する場での仕事に重きを置くべきだと考えます。

そこで熱意を持ってデザインに意味を持たせ価値あるものにすれば、デザイナーとして続けていけるのではないかと考えます。

今後イベント業界に入りたい人へ

2019 11 17 10h40 40 - 展示会ビジネスの将来性と成長の可能性は?AIでなくなるの?

展示会・イベント業界はとてもやりがいがあります。

建造物をつくるので完成したステージやブースを見るとダイナミックでとても感動します。

しかし仮設展示の場合2日3日で撤去しないといけない事が多いため、それまでにかけてきた労力や時間を考えると切ない一面もあります。

切ないですが、常設展示よりも素材やデザインの工夫が実現しやすいという点もあります。建造物をつくりあげる仕事の中ではかなり自由度が高いです。

企業それぞれに理念や展示会に出展する目的があり、その短期間に高額なお金と時間をかけているので、その分しっかりと希望を叶えてあげたい、価値ある時間と空間を提供したいと思いデザインしています。

新製品のPRにどのようにステージをつくり装飾したら効果的か、とにかく社名の認知度をあげるためにはどうしたらいいかなど、企業が抱える悩みや求める効果が違うので、クライアントによくヒアリングをし提案していきます。

また、イベントやブースのデザインや構造など、建造物は大きなものなのでお客様には想像しにくい面があります。

想像と実物がしっかりと整合性が取れたものになるよう、しっかりとコミュニケーションを取ることが重要です。施工には経師屋、床屋、電気屋など関わる業者も多く、確認する事も多いと思います。人と話すことが好きな人、ヒアリング力がある人には、向いていると思います。

展示会やイベントが多い繁忙期はとても忙しいです。

残業時間も多く深夜施工もあります。それは業界全体で共通するかと思います。

この業界はものづくりが好きで、遊びココロがあるものに惹かれる人や、かっこいい建物やステージづくりに興味があればやりがいのある仕事ができると思います。

この人の意見や考え方はどうでしょうか?感想待ってます!

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