
デザイナー・デザイン事務所でグラフィックデザイナーをしております。
今の会社には所属してから半年ほどになります。
現在23歳の女性で年収は240万円ほどになります。普段の業務内容は主に雑誌のデザインや女性誌のデザインなどを行なっております。
前職を活かしてwebデザインなどにも携わることもあり、趣味で行なっていた動画制作も任されたりします。
【 グラフィック業界の現在の課題 】
- デザイン業界全体に言えるやってることは文系なのに実態は体育会系
- 長時間労働と逆に仕事の無い時にやる仕事が無い事
- そもそもデザインという仕事は数字で実績が出しにくい
- アートの世界の面もあり上司の評価も主観になりがちであるということ
目次
既にグラフィックデザイナーの仕事はAIで奪われ始めている
AIが人間の仕事を取っていくという話しはデザイン業界でもすでに始まっているように思います。
もっと正確に言えば、AIに仕事を取られるのではなく、AIのおかげで、仕事の難易度や敷居がどんどん下がっていくということではないでしょうか?
パソコンやスマホの普及で誰でも簡単にデザインができる現代の世の中ですが、ツールの進歩によって今まではデザイナーの腕の見せ所とでも言える、文字の間隔調整や写真の切り取り加工等が全て自動で行えるようになってしまいました。
コンビニでレジを打つように、誰でも簡単にできるようになってきたデザインの仕事は日に日に挑戦への難易度を下げているようにも感じます。
さらに、こうした世の中になっていくことで他の影響もあると思っています。
みんながもっとこの業界、仕事を知ることによってデザインの重要性はより見えてくるんじゃ無いかと思っています。
お客様がデザインって簡単にできるからという理由で無理難題を言ってくる事は多々あります。
人間が用意したテンプレートをAIが「いい感じ」にしてその場でちゃちゃっと作ってくれるようなサービスは既にあります。
「とりあえず見せて?」というお客様も多く、それがデザイナーのクリエイティブな時間を奪ていると思います。
あらかじめの予算と、概略などはロボットに任せても良いと思います。
ある意味AIのおかげで業界全体が今後ホワイトな方向に向かっていくこともあるんじゃないかと考えています。
その分、人間にしかできない部分をできる人間が今後の社会で必要とされていくのだと思います。
細かいやり取り、現場での即座の対応、細かい人間関係を含んだデザインなどはやっぱり人がやらないと難しいです。
AI時代にグラフィックデザイナーで必要なスキルとは?
生まれた時から既にwindows95が家にあった世代としては、AIに取って代わられると言う感覚はあまり無いように思っています。
この20年でよりPCは高度に発達し、AIもどんどん頭が良くなっていて、昔は使い物にならなかった「自動」というボタンを押す機会も色々な面で増えているように感じます。
今までの手間をボタン一つで、しかも一瞬で解決してしまう現代のAIないしはコンピュータのせいで仕事がなくなるという理屈は確かにわかります。
さらには今後世の中にはさらに人間の求めるレベルの高い複雑な要求にすんなり正確に反応してくるAIがいっぱい出てくるようになると思います。
そんな中でAIに仕事を取られないようにすると言うのは、AIに対しても技術に対してあまりにも敵意むき出しすぎでは無いでしょうか?
デザイン業界で言えば、今後は写真の切り取りは全てAIが自動ですべて行ってくれるようになるかもしれません。
文字の校正も含めた調整をAIが行うようになるかもしれません。
しかし、そんな中でも、他人の微妙なニュアンスを汲み取れるのはAIでもとても難しいように思います。
コミュニケーションをして提案をするというのは人間にしかできないことだと考えているので、AIに代わられないようにと邪険にするのではなく、
AIと共存するという意識を持ちながら、人間にしかできないコミュニケーションの分野でどれだけ自分が付加価値を生み出せるようになるかと言うテーマで仕事に取り組んでいます。
1を言って1を返せるのがAIの素晴らしいところですが、1を言われたら1.5でも返せるようになるのが、AIと取って代わることのない人間になりえるのではないかと思っています。
言われたことを正確にやるというよりも、アイデアを自らクライアントに提案していくというのが個人グラフィックデザイナーが生き残るカギになると思います。
女性グラフィックデザイナーは営業力も身に着けよう!
自分は最初に入った会社はコネのようなものでした。会社説明会で上司に直接質問をしに言って、入社しました。今の会社も学生時代のコネで引き抜きしてもらいました。
これから就職をするという人たちには、AIは受動的に完璧に命令をこなすものだと言うことを覚えておいて欲しいです。
文句を言いたくなる気持ちもわかりますが、AIにできない事は主体的に動く事です。
自分にも言える事ですが、最近の人々はAIのようになりつつあるのでは無いかと思います。
結果とかコスパという言葉が蔓延してなんだかプログラムで動いているような感じにも思えます。
Siriだって冗談を言えば笑ってツッコミを返してくれるような世の中です。
いくらプログラムされているとはいえ、こういうユーモアはAIにも搭載されてきています。
人間がユーモアを失ってはいけないと思います。
常に相手に対して何かを投げかけられて、キャッチができる人間でいれるように努力をするのがいいのでは無いでしょうか?
こういうのは女性が得意です。
精神面、心理面ではAIに負けるなと言いたいところですが、今後の業界はAIの登場で「なんでもできる人」をどんどん要求してくるようになると考えています。
デザイナーにはデザイナーになるための資格はありません。
なので、今後は自分の得意分野以外にも手を出していくようにするしか無いのでは無いかと思います。
webとグラフィックと3Dがさわれて営業のできるような女性デザイナーはまだまだ日本には少ないように思います。
学生のうちは特に時間があります。
なんでも吸収の機会だと思って取り組んでみてはいかがでしょうか?
もしかしたら、そういう人たちがAIの開発に携わってしまったら我々の立場を脅かす最強のAIができるかもしれませんね。
単発デザイナーは給料も高い!個人で集客するスキルを身に着けよう
私の周りにはグラフィックデザインの仕事を単発で取って高収入を得ている人がいます。会社を通さず直接契約であれば、1案件数万円~数十万円の仕事が入ってくることもあります。
まずはクラウド系で実績をあげ、さらにインスタ・ツイッター・ユーチューブやホームページで集客をして個人のお客さんを捕まえています。
これからは個人デザイナーとして名前を挙げていくというのも一つの手かもしれません。さらにプログラミングのスキルと合わされば鬼に金棒です。
私も教わりながらやっています。
今はコチラの成功例のように個人でもオウンドメディアを作れる時代です。
興味のある人は声をかけてくださいね!